みなさんは、入れ歯ができあがって装着したら、それで治療は終わりと思っていませんか。
それは大きな間違いです。
入れ歯をほんとうに生きたものにするには、出来上がったときがスタート地点なのです。
まず入れ歯が完成したとき、患者さんはいままで食べられなかったものが食べられるようになり、大変感激されるし、喜ばれます。ところが、少し時間がたつとまた、噛めなくなってきます。
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なぜでしょうか?
それは、筋肉や口の状態と入れ歯が合わなくなってくるからです。
私は、口や筋肉の動きを細かく計測して入れ歯をつくります。ですから、新しく装着した入れ歯は、そのときの患者さんの口にピッタリ合っています。
しかし、計測したときの口は、悪い噛みぐせがあり、ひずみのある状態です。
つまり、できあがった入れ歯も、ひずみのある口にピッタリ合っている入れ歯ということになります。ひずみのあるとはいっても、その時の口にピッタリ合った入れ歯ですから、最初は何でもよく噛めます。
ところが、よく噛めるようになってくると、いままでの悪い噛みぐせが修正され、筋肉のひずみも少しずつ取れてきます。
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また、今までやせていた筋肉がついてきます。
そこでまた、悪い噛み癖に合わせた入れ歯が、しっくりしなくなってきます。
このときほとんどの人は、慣れるまで辛抱しなければいけないと思い、我慢してしまいます。
しかし、これも大きな間違いです。
我慢するのではなく、そのときにちょっと入れ歯を調整すれば、すぐにまた口に合うようになるのです。
そうなるまでには、ひずみの大きかった人ほど時間がかかります。
しかし長くて数ヶ月、短い人なら数週間で最終的にピッタリ合う入れ歯になります。
またそれにともなって、肩のコリや頭痛、耳鳴りなどの不定愁訴も改善していきます。 |
大事なことは、常にその人のからだにいちばん合った入れ歯に調整していくことです。
メンテナンスをしっかりしていれば、一度つくった入れ歯は一生持ちます。 |
そして使えば使うほど、自分のほんとうの歯のように、ピッタリ口になじんできます。
ですから、口に合わなくなったら遠慮なく、私のところをたずねてください。そして一生その入れ歯を使ってください。
私はそういう入れ歯づくりをしていきたいと思っています。 |
〜「入れ歯至急相談室」より〜
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